ノマドワーカーの収入源は何なのか?
また、ノマドワーカーの実際の年収はどのくらいなのか?
2013年頃からノマドワーカーの私が、ノマドの収入源や年収を解説してみました。
ノマドワーカーの収入源一覧
以下、ノマドワーカーの収入源となるものを一覧でご紹介します。
いくつも収入源がありますが、当然ながらそのノマドワーカーによって得ている収入源は違います。
物販
フリマアプリ、オークションサイト、ネットショップなど、ノマドワーカーで物販をやられている方は、そちらの収入もあります。
自分で在庫を持たなくても、卸業者は発送してくれるドロップシッピングがあります。
また、デザインを登録して、Tシャツやスマホケースなどを売れた分だけプリントして発送してくれる、プリントオンデマンド・サービスもあります。
そのため、自分で発送作業をしなくてもノマドワーカーとして働く事は可能で、そちらの収入を得ている方もいます。
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企業案件
ここで言っている企業案件とは、プログラマーやWEBデザイナーが企業から仕事をもらう形の収入を指しています。
直接取引
ご自分で企業へ直接営業・オンライン集客や、逆に依頼が来て取引する事で仕事をもらいます。
主に下請けの仕事をしているプログラマー、WEBデザイナー、翻訳家などの職種の方の収入源になっています。
また、ノマドワーカーとして働けるかは仕事内容によりますが、企業の販売代理店・フランチャイズになるという手もあります。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、仕事を募集している企業と個人のフリーランスをマッチングするサービスの事です。
特にエンジニアさんなどのノマドワーカーの収入源はクラウドソーシングが多いかもしれません。
クラウドソージングで有名なサービスとしては、ランサーズがあります。
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広告収入
広告収入は、ウェブサイト・ブログ・YouTubeなどに企業の広告を掲載する事で報酬を得る方法です。
ノマドワーカーは、これを収入源にしている方も多いかもしれません。
企業広告
企業広告は、ウェブサイト・ブログ・YouTubeのアクセスやフォロワー数が多い場合、企業側から商品紹介の依頼が来る場合があります。
また、ご自分で企業に販売額を提示して営業する事もできます。
ウェブサイトやブログの場合、1カ月単位など期限付きでバナー広告を掲載する契約をします。
YouTubeの場合は、作成した動画の中で商品を紹介して、1動画あたりいくらで報酬をもらいます。
クリック広告
クリック広告は、ブログやYouTubeなどで表示される広告をユーザーがクリックすると報酬が発生する広告です。
様々なブログやYouTubeでよく表示されるGoogleアドセンスが最も有名です。
その記事内容や動画のテーマによっても変わりますが、1クリックあたり数円~数百円と多少幅があります。
ただし、たくさんのアクセス数や再生数がないと利益になりませんので、アクセスがたくさん集まる人気のメディアを作る必要があります。
アフィリエイト
アフィリエイトは、ブログなどのメディアに企業の広告を掲載して、そこから申し込みが発生すると、運営者側に報酬が入る仕組みです。
商品を紹介してもらいたい企業と、商品を紹介したいメディア運営者をつなぐASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)というサービスがあります。
こちらに登録する事で様々な商品を紹介して報酬をもらう事ができます。
実は、大手ではAmazon、楽天、Yahoo!JAPANでもこのシステムがありますし、ASPとして有名どころとしてはA8.net(エーハチネット)などがあります。
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コンテンツ収入
コンテンツ収入は、自分の知識・経験を、テキスト・音声・動画にしたり、イラスト・デザイン・音楽・映像などのクリエイティブ作品を販売した時の収入の事です。
オンラインサロン
オンラインサロンは月額制サービスで、各サロンのテーマごとの情報を得る事ができたり、会員同士でオンラインやリアルで交流できたりします。
恐らく最も有名なのがDMMオンラインサロンです。主に芸能人やビジネス・投資などのオンラインサロンが人気あります。
お笑い芸人のアンジャッシュの渡部健さん、元サッカー日本代表の中澤佑二さん、経営者では堀江貴文さんなどの著名人がサロンを開いています。
こういった有名人だけでなく、個人の事業者もオンラインサロンをやっており、収入を得ています。
有料メルマガ
有料メルマガは、お金を月々支払う事で購読できるメールマガジンの事です。
ただし、世の中には無料メールマガジンがたくさんありますので、お金を払ってでも購読したい内容にしなくてはいけません。
恐らく知名度が最も高いメルマガスタンドで、まぐまぐというサービスがあります。
主に著名人・有名人の有料メルマガが人気ですが、ファッションブロガーのMBさんなど、知名度がなかった人が成功している事例もあります。
その他コンテンツ
コンテンツ販売の幅が広いのですが、書籍・イラスト・デザイン・音楽・映像などを販売する事を指しています。
ご自分の知識をAmazon Kindleなどえ電子書籍にして販売したり、写真や映像であればPIXTAというサイトで販売できます。
また、noteというプラットフォームで漫画やイラストなども販売できます。
うまくヒットすれば、ある程度は自動販売機的に売れますので、ノマドワーカーにとって良い収入源になります。
サービス収入
お客さんに直接サービスをしてお金をいただく収入の事です。コンサルタント、コーチ、セラピスト、各種士業などがこれにあたります。
コンサルティング・コーチング
コンサルティングは、自分の詳しい分野の知識を元に、アドバイスをするお仕事です。
また、コーチングは本人にから答えを引き出す手法の事を言います。
スカイプなどのオンラインでもコンサルやコーチはできますし、ネットショップ運営などの実績を元に、収入源の一つとしてコンサルティングをしている方もいます。
資格が必要というわけではありませんので、コンサルタント起業の本などで勉強してから取り組んでも良いでしょう。
すでに何らかの知識・経験・実績があれば、いきなりコンサルタント+ノマドワーカーとして起業する事もできると思います。
その他サービス
一応、ノマドワーカーと言っても良いかと思いますが、スキンケアなどの美容や整体など治療をする出張型のセラピストの方もいます。
美容や各種セラピーは、生涯学習のユーキャンなどで学習する事ができます。
また、日本結婚相談所連盟に加入して、結婚相談ビジネスで副業や起業しているケースもあります。
オフィスやお店を持たないという意味では、准ノマドワーカーと言えるかもしれません。
イベント収入
ノマドワーカーのブロガーとして活躍されている方が、イベントやセミナーを行い、それを収入源にしている方もいらっしゃいます。
セミナー・講演会
ノマドワーカーのメイン収入源というわけではありませんが、セミナーや講演会もその一つです。
自分で会場を押さえてやっている方もいますし、企業や団体から依頼されて行う場合もあるかと思います。
内容にもよりますが、参加費を無料から高くても一人5,000円ぐらいはとりますので、内容によっては良い収入源になるかと思います。
各種イベント
イベントは、カフェ会・異業種交流会・遊びやグルメ系のイベントなど様々なものがあります。
これをメインにやってしまうとノマドワーカーとは言い難いかもしれませんが、ブロガーさんがイベントを行う事があります。
こちらもセミナーなどと同様に参加費はピンキリですが、収入源の一つにできるでしょう。
資産運用・投資
ノマドワーカーの収入源として、不動産投資・株式投資・FX・仮想通貨など各種投資もあります。
不動産投資
不動産投資はいわゆるアパートやマンションの大家さんです。
マンションの1部屋からも投資できますので、ものすごく莫大な資金がなくても投資する事ができます。
しかし、この記事を書いている2020年時点では不動産投資会社の倒産が増えてきているため、慎重に検討した方が良さそうです。
株式投資
株式投資とは、企業の株を個人が購入し、その企業が利益を上げた場合、配当金が分配されます。
その配当金で収入を増やしていく方法を株式投資と言います。
また、「投資信託」という専門家が売買し、その配当を投資家に還元する仕組みがあります。
また、ロボアドバイザーという人工知能が効率的に分散投資してくれるサービスが勉強や投資の手間が少なく済みます。
FX
FXとは、外国通貨を売買することにより利益を得る方法です。
外国通貨の価格はその時々によって変動します。例えば1ドル=100円で購入し、その後1ドル=120円に変動した時にドルを売れば利益がでます。
FXはハイリスク・ハイリターンになる事がありますし、私はFXをやっていないため、詳しく説明するのは控えさせていただきます。
仮想通貨
仮想通貨は、基本的に「通貨」ではありますが、完全に「投機」目的になっている方が多いかもしれません。
やはり、仮想通貨が出始めて、あまり注目されていなかった頃に、安く大量に購入していた方が収益を上げている傾向があるようです。
基本的に通貨ですし、便利な面もありますので、注目はしておいた方が良いかと思います。
ノマドワーカーの年収は…?
これまでに、ノマドワーカーの収入源をご紹介してきました。
それでは、ノマドワーカーの年収はどうなのでしょうか?
この記事を更新している時点では、「ノマドワーカー」に絞った年収に関するデータは見当たりませんでした。
ただし、フリーランスや、個人事業主の年収に関するデータはあります。
注意点としては、フリーランスや個人事業主だからと言って、ノマドワーカーというわけではありませんのでご注意ください。
また、年収をどう見るか、どう判断するかが若干ややこしいので、そちらは後述します。
参考:リクルートワークス研究所「データでみる日本のフリーランス」
フリーランスの場合、年収の平均が298.7万円で、最も高いのがIT関連が平均370.7万円、最も低いのがサービス職で230万円でした。
個人事業主の場合、国税庁の統計によると年収の平均が380〜420万円程度です(その年度によって変わります)。
一見、年収が低いとか、意外と高いようにも見えるかもしれませんが、総売上なのか、経費を差し引いた額なのかによって変わります。
例えば、自宅の一部を事務所として使っている場合、その割合分を経費として計上できます。
さらに、スターバックスでドリンクを頼み、その場でパソコンで仕事をした場合、そのドリンク代も経費として計上できます。
その他、経費として差し引いて、年収を算出すると低く感じる場合があるかもしれません。
しかし、当の本人としては、生活に困っておらず、年収が低く感じなかったりします。
まとめ
このように、ノマドワーカーの収入源としては様々なものがあります。
当ページでご紹介した収入源は、すでに事業者として生活できるレベルのものを掲載しました。
もちろん、大きく収益を上げられるかどうかは、あなたのスキル次第だと思います。
ノマドワーカーを目指している方は、ご自分がやりたい事や、向いている事を考えながら検討してみてください。